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顔面神経麻痺

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症例1 右顔面神経麻痺で目が閉じず食事も困難な状態
来院者

40代 女性  愛媛県/砥部町

来院

2025年12月

症状

友人とランチをしている最中に右顔面に違和感が出現し、徐々に目が垂れてきた。その日の夜には口角も垂れ下がり、翌日総合病院を受診した。ステロイド薬と抗ウイルス薬の内服治療が開始され、脳外科でも検査を受けたが脳に異常はなく、ベル麻痺の疑いと診断された。医師からは「2、3ヶ月で回復するかもしれない」と説明を受けた。右目が閉じないため目の乾燥が著しく、麻痺は発症から3、4日は軽度から中度であったが、5日目以降は重度となった。飲食は左側の口で柔らかいものを何とか摂取できる程度で、十分な食事が摂れない状況が続いた。

 

施術と経過

初診時の触診では、右目が完全に閉じないことを確認し、右側頚部の張りと右背部のコリ感が認められた。右肩甲骨内縁のツボ、右臀部、右手のツボに鍼をした。初回施術後は顔面の症状に変化はなかったが、右頚部の張りは軽減した。2回目以降は右肩甲骨周辺のツボ、前腕、手の甲のツボを中心に施術を継続した。3回目の施術から目が閉じられるようになり始め、4回目以降は顔の張り感や口の動きが急速に改善していった。4回の施術で両目を一緒に閉じられるようになり、症例者から大変喜ばれた。

使用したツボ

三稜R T3(3)R 手三里R 合谷R 開はくR 玉陽R

まとめ

発症から5日目以降に重度となったベル麻痺の疑いに対し、医療機関での薬物療法と並行して鍼施術を行った。右肩甲骨周辺、前腕、手の甲のツボへの施術を中心に、わずか4回の施術で両目を閉じられるまでに改善した。医師から2、3ヶ月の回復期間を示唆されていたが、早期からの鍼施術により顔面神経の機能回復が促進されたと考えられる。初回施術では症状の変化が見られなかったものの、3回目から明確な改善が認められ、継続的な施術の重要性が示された症例である。

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