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下痢・便秘・腹痛(過敏性腸症候群)

 ※解説イラストは裸モデルを使用していますが、実際は患者着を着用します。
来院者

50代 女性 愛媛県/松山市

来院

2017年11月

症状

2年前から1日に何回もお腹をこわすようになった。

 

3ヶ月前から急にお腹の痛みを感じるようになり、最近では、トイレの回数が少ない日で3~4回、多い日では10回以上ある。特に急な腹痛が我慢出来ない。

 

特に朝がひどいが、仕事中も急に腹痛が起こることがある。仕事中はすぐにトイレに行けないことも多い。当院のホームページをみて来院される。

 

病院は、3年前にポリープにて大腸内視鏡をした際、痛くて辛かったため、それが嫌で今回は病院を受診していない。

 
施術内容と経過

お腹の表面は全体的に柔らかい。しかし、少し深いところに硬さがある。特に下腹部のおへそから恥骨にかけて、縦にピンと張ったような硬さが認められた。

 

下腹部の硬さが今回の腹痛と関連があると見立てた。硬さを和らげる目的で太もものツボに鍼をする。少し緩んだ感じはあったが、不十分だったため、両足の膝のツボに鍼をする。すると下腹部の硬さが減少したため終了した。

 

3回目では、トイレの回数も多い日でも3~4回に減少し、痛みの程度も初回の施術前を10とすると5まで減少。お腹の硬さを確認し、今までと同様に施術を行う。肩こりの訴えがあったため、同時に肩こりの施術を行う。

 

5回目では、強い腹痛はなくなり、急な便意は週に1回程度に減少していた。

 

仕事中も気にならなくなったので、5回目で終了とした。

※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

チェックシート評価

腹痛の程度をチェックシートで毎回評価してもらった。

※【IBSチェックシートの点数推移】(ふくぎ鍼灸院独自のチェックシートを使用)

 
使用したツボ

陰陵泉LR、陽陵泉LR、足五里LR、陰谷LR、合谷L、曲池R

まとめ

施術を重ねるごとに下腹部の硬さが和らいでいく手ごたえを感じることができた。お腹だけでなく、3回目以降は肩こりの施術も同時に行うことで、さらにお腹が柔らかく変化し、お腹の具合も良くなった。

 

お腹の疾患だからと狭い範囲で診るのではなく、広い視野で身体全体を診ていく必要性を感じた症例であった。

※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

来院者

30代 女性  愛媛県/松山市

来院

2017年 10月

症状

5、6年前より仕事に行く前に腹痛があり、急な便意がある。最近では、柔らかい形のない便が少量ずつ出て、5~6回位トイレに行かないといけない。

 

仕事が休みの時は、急な便意は少ないが逆に硬くなってしまうことがある。また、外食や刺激物、脂っこいものでお腹がゆるくなってしまう。病院でイリボ―とブスコパン、不安薬が処方されている。
しかし、服用すると便秘ぎみになるため、ひどい時のみ服用している。(月1~2回程度)疲れるとみぞおちあたりが痛くなり、だんだんと食が細くなってきている。当院へは、ホームページを見て来院される。

 
施術内容と経過

お腹を触診すると、みぞおち周辺と左下腹部の硬さが強く、お腹全体が冷えている。足のツボに鍼をすると、お腹の硬さが減少する。お腹の冷えのため足のツボにお灸をして初回は終了する。

 

2回目(4日後)では、腹痛から下痢になる回数は減少した。しかし、下痢が減ったことで便秘ぎみになり、お腹の張り感が気になる。お腹を触ると下腹部は前回に比べ柔らかくなっている。
上腹部の硬さは残っていたため、上腹部の硬さを取るために足のツボに鍼をする。すると、上腹部の硬さが軽減し、同時に背中も柔らかくなったため、終了する。

 

3回目(3週間後)、「急な下痢はなくなり、お腹の調子はだいぶよい」と。この日は胃の調子が良くないとのことで来院される。症状は、消化不良とゲップが多いとのこと。またみぞおちあたりにモヤモヤ感があるとのこと。

 

肩とお腹を触診し、足に鍼をすると、肩の緊張がとれた。みぞおちあたりの硬さを取るために手に鍼をすることで、お腹のやわらかさも出たため終了した。

※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

IBSチェックシート評価

【IBSチェックシートの点数推移】(ふくぎ鍼灸院独自のチェックシートを使用)

 
使用したツボ

曲泉LR、合谷LR、四とくR、膝陽関R、陰陵泉R、上巨虚L

まとめ

上腹部の冷えもあり、胃の機能低下が下痢症状に関わっていると見立てて施術を行った。すると、主訴であった下痢や腹痛は2回の施術で生活に支障が出ない程度になった。調子が悪くなりそうと感じたら早めの来院を促し、計3回の施術で終了した。

※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

症例1 ガスがたまる・急な腹痛
来院者

20代 男性 松山市在住

来院

2017年5月

症状

腹痛。お腹の痛みや調子が悪いと意識し始めたのは中学生の頃。病院で大腸内視鏡検査を受けるが異常なし。お薬はイリボ―、ブスコパン、ロキソニンを処方されているが、症状が特にひどい時と旅行など大事な用事の時のみ服用し、普段はあまり薬は飲んでいない。

食後のお腹の痛み、残便感が頻繁にあり、ガスもよくたまる。日によって差はあるが、朝と夜が特にひどい。また、お腹を触ると冷えていると感じる。

施術内容と経過

お腹を触診すると、おへその左側に縦に強い硬さを感じ、軽く押しただけでも痛みを感じる。また、おへそ~下腹部にかけて冷えあり。硬さや冷えの強いところに対応した手足に鍼をする。すると、下腹部の触診時の痛みはなくなる。おへそ横の硬さは深い部分には残るが表面の硬さは取れたため、初回は終了とする。

 

2診目より、横になった時にみぞおちあたりに気持ち悪さもあるとのことで、胃の調子も一緒に施術を行う。4診目では1日調子が悪い日があっただけで、調子よい日が多くなる。おへその横の硬さもだんだんと少なくなってきているのがわかる。(週2回の施術)

 

5診目は施術の間隔を1週間あけた。2日程ゆるい日はあったが、概ね形のある普通便が出ている。便が残った感じもお腹の張りもほとんどなく、ゆるかった2日間以外は調子よく過ごせていた。

 

6診目、2週間の間隔を空けたがいい調子が続いている。生活に支障がなく過ごせているので終了とした。

※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

 

【IBSチェックシートの点数推移】(ふくぎ鍼灸院独自のチェックシートを使用)

 
使用したツボ

陰陵泉L、上巨虚L、曲池L、合谷LR、漏谷LR

まとめ

おへそ左横の硬さが症状を悪化させている原因と考えた。腹部を柔らかくすることを中心に施術を行った。硬さが減少するにつれてガスの溜まった感じ、腹痛の頻度、急な便意なども軽くなった。毎回のチェックシートの記入にて体調の確認を行い、客観的にも改善の様子が伺えた。本人も調子良い日が続いていると実感できたため終了とした。

※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

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